リズムを制するものは音楽を制す

音楽が好きです。

世代で言えばバンドブームの全盛期出身なので、その時代を体感して大きくなりました。

アニメやスマホなんかあるわけもなく、カラオケはスナックにしかなく少年少女の娯楽の範囲は今ほど多様化していなかったから、子どもの娯楽と言えば野球かバンドかコックリさんくらいなもんで、猫も杓子もバンドをやっていました。

猫でも杓子でもないけどご他聞に漏れず、僕もDr.マーチンでリンダリンダでした。

バンドをやるにはまずはパート選びからです。

シドビシャスって破天荒なベーシストがいて、中学生からするともうドストライク。

ベースしょ。ベースがどんな楽器か知らないけど、ベースでしょ。

ってことでまずはベーシストが決定。

お父さんがロック好きだから家にマーシャルがあるってことで、ギタリストが決定。

ロックはやっぱりマーシャルだよね。ってか、マーシャル以外のアンプを知らないけど。

隣のクラスに名東区最速のドラマーがいるってことでドラマーあらわる。

速いドラムって響きが素敵。

そしてパンクバンドなのに謎のパート

「ピアノ」

走る走る。

リズムを合わせる事を知らないからテンポをキープできるわけもなく走りまくる。

そして俺クラシックギターを習っているからギター弾けるよってやつが現れて2本目のギタリストをゲット！

そしてボーカルはマラカスやタンバリンを持って歌うんです。

腰をくねらせて歌うんです。

これがロックなのかどうかわかりませんがマラカス２つにバンダナを巻いて歌うんです。ボーカルが一番リズム感が良かったりします。リズムを制すものは音楽を制します。

要するにマラカスあります。タンバリンだってあります。ってお話です。

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