また会う日まで・・・。@高みな姉妹
彼を見ると南の島が思い浮かぶ。
彼は待っている。
青い空白い雲の下。鳥は頭上の大空を優雅にまわり、目の前を横切るカニでさえも波に足を取られながら、
その歩みを止めようとしない。
しかし、彼は待っている。
ストライプブルーのマリンルックに身を包み、もう何日もそっていない髭をたくわえ、
しがらみだらけのこの世界から飛び出すチャンスを、ただひたすら待つ男。
そう、彼には待つことしか出来ない。
チャンスの神様にすら前髪があるのに、彼には髪すら見当たらない。
だって、彼には自分で掴めるチャンスがないのだから・・・。
はい、ごめんなさい。
意外にアナログなものほど、時に異常な盛り上がりを提供してくれるものです。
そんな彼もここから巣立って行く事となりました。
要するに在庫終了です。
また会う日まで・・。